真空引きについて
真空引きという言葉聞いたことないでしょうか。
現在のエアコン工事では真空引きは標準工事のひとつとなっており、必ず行う作業となっています。
ひと昔前ですとエアパージと言われる作業によりエアコンを動かしていました。「真空引き」について調べると「エアパージ」という言葉が出てきます。
「エアパージ」とは配管にガスを流し込み、配管内の空気を追い出す作業のことです。以前までのエアコン取り付け時の作業はこちらが主流でした。
「エアパージ」自体が「空気を追い出す」という意味なので、真空ポンプを使用した作業も「エアパージ」と表記されている場合もあるようです。
「エアパージ」をすると、エアコン内の冷媒が大気に放出されてしまったり、配管内の空気が残る場合があります。また、「フロンガス」というオゾン層を破壊するガスが放出されてしまうので現在は推奨されていません。
エアコンは室内機と室外機がセットでありますが、室内機と室外機を繋いでいる冷媒ガスが流れる配管の中を真空状態にすることです。空気や水分を抜き冷媒ガスを流す準備をします。
室内機と室外機を繋がっているもののひとつに冷媒配管があります。
この配管じゃ室内機と室外機が繋がっています。
冷媒配管はエアコンの能力やエアコンの種類、メーカーでも異なってきますが、
2分(銅管外径6.35mm)
3分(銅管外径9.52mm)
4分(銅管外径12.70mm)
5分(銅管外径15.88mm)
6分(銅管外径19.05mm)
7分(銅管外径22.22mm)
8分(銅管外径25.40mm)など配管の太さがあり使用されています。
家庭用の壁掛け形エアコン・天井埋め込み形エアコン・床置き形エアコン・壁埋め込み形エアコンなどは2分と3分がセットで使用されたり2分と4分がセットで用いられることがほとんどです。
ダイキンですと、壁掛け形・天井埋め込み形・床置き形・壁埋め込み形は18畳程度モデルまでは2分3分でそれ以上が2分4分の配管を使用します。
ヒートポンプエアコンの原理は冷媒を強力に圧縮して高温の気体にします。高い方から低い方へと移動する熱の性質を利用し、冷媒の熱を移動させて暖房に活用しているのです。室内のエアコン本体と屋外の室外機は配管でつながっており、その中を冷媒が循環します。暖房を使用する際は、冷媒が室外機から冷たい空気を取り込みます。その冷媒を圧縮して高温にし、室内のエアコン本体から熱を放出させて部屋を温めます。
熱を放出した冷媒は温度が低下。その冷媒を膨張させて急激に圧力を下げると、さらに温度が下がります。室外機へと移動した冷媒は再び外気の熱を吸収して温度が上昇し、圧縮され高温となって部屋を温めるのです。冷房を使用する際は、暖房とは反対に冷媒を循環させて部屋を冷やします。
ヒートポンプとは少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のことです。
身の回りにあるエアコンや冷蔵庫、最近ではエコキュートなどにも利用されている省エネ技術です。
真空引きは真空ポンプと言われる道具を用いて行います。
室外機側より真空ポンプをセットしてエアコンの配管内の圧力が-0.1MPa(-750mmHg)以下になるまで真空引きします。
圧力はマニホールドのゲージで確認をします。
ある程度(配管の太さ・長さによる)の真空引きをしてマニホールドを放置しゲージが下がってこないことを確認します。
冷媒配管と室内機や室外機の接続が上手にできていない時や、配管を溶接などをして漏れ箇所がある場合、隠蔽配管などでは配管にピンホールなどがあり圧力が下がってしまうことがあります。この場合はどこからか漏れがありその箇所を修復する必要があります。
真空引きをしてゲージが下がらないことを確認して配管内が冷媒ガスを流していい状態になり始めて室外機のバルブを開け冷媒ガスを配管・室内機・室外機と循環させ暑いときは涼しく、寒いときは暖かくお部屋を快適にしてくれます。
時々、配管の中に虫が入っていませんか…という質問をされることがあります。
配管内に虫が入ることはありません。
配管は室内機・室外機を結んでいて外気に触れることはありません。したがって虫が入ることはありませんのでご安心ください。
現在の家庭用エアコンではR32の冷媒ガスを使用しています。
R32はオゾン破壊係数は0で、オゾン層破壊の心配がなかったりこれまで使われていた冷媒に比べて地球温暖化係数が低いです。
また毒性がなく安全性が高く、熱伝導率が大きく効率的などなど改善されています。
R32の冷媒ガスが主流となる前はR410Aという冷媒が用いられていました。
隠蔽配管で配管を再利用する際に、以前のR410Aが循環されていた配管を再利用してR32を使用してもいいのか。
こちらに関しましたは、配管洗浄なしで再利用して良いとされていますので隠蔽配管の方もご安心ください。
エアコンファクトリーではしっかりと真空引きも行っています。
詳細は画像をクリックしてください
露出配管・隠蔽配管とあります。
隠蔽配管で他社様にお断りされてしまった方もしっかりとお取り付けさせていただきます。
露出配管か隠蔽配管わからない方もお問い合わせください。
新規・新築設置・交換更新工事ともにお任せください。
壁掛け形エアコンについて
隠蔽配管工事について
天井埋め込み形(シングルフロー)
天井埋め込み形(ダブルフロー)
その名の通り、天井に埋め込まれており、冷暖房の吹き出し口が一方向または二方向とあります。
天井に埋め込まれているのでお部屋もスッキリ見えます。
天井埋込形エアコンについて
天井埋込カセット形エアコンの工事について
壁面に埋め込むタイプ。
すっきりとした納まりが特長で、グリルのカラーバリエーションも豊富。
幅785mmのコンパクトサイズで、本格的な和室にも、シンプルな洋室にも、スタイリッシュに調和します。
壁埋込形エアコンについて
足元から快適気流をお届け。冬の底冷えを和らげたい場合に効果的な空調スタイルです。
スリム&コンパクトな設計でキッチンや家具のカウンター下にもすっきり納まり、天井が高い吹き抜け空間にもおすすめ。足元設置なので 手が届きやすく、お手入れも簡単に行えます。
床置き形エアコンについて
室外機1台に対して室内機が2台、3台、4台などお取り付けできます。
組み合わせも様々で、壁掛け形エアコンと天井埋め込み形エアコン、壁埋め込み形エアコンなど自由に組み合わせができます。
室外機が1台なのでベランダなどがスッキリします。
マルチエアコンについて
2方向・4方向のエアコン、天井に吊ってあるエアコン・床置きエアコンなどなど様々なエアコンをご用意しております。
まずはお問い合わせください。
工事費用について
エアコンファクトリーではエアコンの価格から設置完了までのお取り付け工事費用まで全部でいくらかかるかを明確にしてご安心いただけるようにしています。